やることがないことは素晴らしい

人からずれた思考をすること、はや数年。

行動様式が理解不能の不思議系人間と言われて来て、最初は傷つくこともありましたが、今や何とも思いません。

むしろずれたこててよかったぁ、と思うことが沢山あります。今回はそのうちの一つ、「やることがなくて、気持ちがいい」について書こうと思います。

 

【ずれる前】やることがないと不安な毎日

会社に着いて、やることがない、ないしは少ないと、昔の私は不安に思っていました。それは人より働いて「出世したい」し、「上司や周囲の人から認められたい」ということが出発点だったのですが、人は不思議なもので(お前が言うなと)、それを自己正当化し始めます。

 

すなわち、「沢山働くのはいいこと」、「スケジュール表が一杯!働いてる!充実感がある」と、いつのまにやら精神的な幸福に昇華されていくんですね。そして、人によってはそれを他人に押し付け始めたりするわけです。「手前!何で定時に帰ってるんだ!働け!」、「土日出勤?普通だろ?」とかね。口で言わなくても、職場のオーラとして出ている所もありますよね。

 

更に悪いのは、仕事がないと”不安”になり始めることです。仕事の量は、本人の努力だけでなく外部環境にも依るところが多いのですが、そうは思えないようになる。やばい!仕事が少ない!他人から悪いように思われる!私の努力が足りないんだ!努力、努力と。

 

気づいたら、自分で抱えきれないほどの仕事量を抱えこんで爆死するわけです。これが私の二十代でした。

 

【ずれた後】やることが少なくて素晴らしい

この思考スパイラルにはまると、心も体力も磨耗が半端ない。元来「空気を読むことが極めて不得手」な不思議系は、皆さんが想像している以上に他人の気持ちを読み取れません。その分、妄想が加速するんですな。

 

「別のチームのリーダーは、私が無能だと思ってる」、「事務職のお姉様方から冷淡な扱いを受けてる、悪者扱いされてるのかしら」などなど。

 

と、ストレスフルな毎日を勝手に送っているうちに、とうとう体調を崩してしまいました。体調の問題もあり、スケジュールは昔の半分程度しか埋めれません。

 

んで、しばらく経ちました。人事上の評価も下がりますし、周囲からの評判も昔のような芳しさもありません。

 

ところが、それだけです。

 

つまり、誰かが私を殴りに来るわけではないし、殺そうともするわけでもありません。強いて言うなら、収入が減りました。以上です。

 

収入を増やす方法はいくらでもあります。でも、体調を戻す方法は少ないし、時間をかけなければいけない。というわけで、スケジュールを埋めるのを辞めました。不思議系人間という特徴を押し殺して、周囲に合わせるのを辞めました。

 

以上、全くためにならない仕事論でした。