本を用いて専門家の振りをするための必要時間、10分

ある日、”超有名大学”出身の上司に言われました。

「君も”名のある”大学を出たんだから、もっとグローバルで大局的な話をできるようにしないとだめだよ。」

”名のある”の部分にザワッと賭博黙示録的な心のどよめきと若干の殺意が芽生えたのですが、長年のサラリーマン生活で培った大人の笑顔で乗り切りました。

そして、これまた長年のサラリーマン生活からの経験から、「絶対、後でフォローアップが来る」という予見が。哀しいかな高尚で大局的でグローバルなトークを展開するべく、ネタ本を探しました。不本意ですが。

 

早速ありましたよ。”G0”で日本でも一躍有名になったイアン・ブレマー氏の著作である「自由主義の終焉」。もう、タイトルからグローバル的なにおいがプンプン漂ってきますね。さぁ、200ページを超える大作に挑戦だ!

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何も頭に残らない

今、感想文を書けと言われても、状態は夏休みの宿題を手を付けずに休みの最終日を迎えた小学生と何も変わらない。

そう、人は興味を持たない、特に必要としないものには全く脳みそが働かない非常に合理的な構造を保有しているのだ。。。。

あかん!このままだと上司に嫌味のマシンガンを撃ち込まれて、プライドがハチの巣状態になる自分が見える!

 

必殺!キーワード読み!※

※特に固有名詞をつけるまでもなく、単純に目次と大項目を読んで、そこで繰り返し使用されている表現・単語の意味だけ把握すること。超大作も10分でアイディアをつかむことができる。

 

 今回の本は超簡単。「国家資本主義」という言葉がそのまま章の名前になっているし、他の章をみてもその言葉がワラワラと出てくる。もっというと、表紙の副題が「国家資本主義とどう闘うか」と書かれているので、出版社側としてもこの言葉が大事でキャッチーだと判断した可能性が高い。

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というわけで、国家資本主義の定義「だけ」しっかり把握しておくと

市場原理を取り入れるものの、「効率的な市場と国民の福利厚生最大化」が目的ではなく、「為政者の権力保持」が最大の目標となる。そのため、インフラなど重要産業では国営企業が多かったり、経営者と政府の距離が近い。代表はロシア、中国。

 

以上!今回は簡単だったので、5分程度でしたね。

本来は3時間以上かかる読書時間を3%程度に圧縮しました。お気に入りの小説ならいざ知らず、その場しのぎの知識吸収が目的なら、この程度が適切なのです。

 

後日、、、、とある取引先の社長との会話

上司「最近、トランプ次期大統領が騒いでますねぇ」

私「(キタ!)彼の政策手法をロシアのような国家資本主義だという人もいますよ。」

上司「資本主義は転換点ですよね」

社長「それよりトランプさんの長女、激カワだよねぇぇ」

上司&私『ですよね!

 

終了。

哀サラリーマンからの報告は以上です。