お金が余ることは悪い事なの?

預金残高ついに1000兆円 回らぬ経済象徴:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC24H01_Q7A610C1EA2000/

 

よくよく見かける「預金が多すぎる!問題だ!」という煽り。なんで問題にされなきゃいけないんでしょうね。いいんじゃん。高齢化社会で医療費が上がるのは目に見えてるんだから、しっかり備えが出来てていいことですよ。 

 

で、結局のところ、この記事にあるように困ってるのは金融機関なわけです。預金はあれども、リスクをとって貸出を増やして不良債権を発生させたら窓際行きですからね。そりゃ預金口座があるだけ、管理の手間がかかって面倒なわけです。

 

ちなみに家計がお金を貯めすぎるという批判はバランスシートの資産しか見てない、一方的な議論だと思います。

 

日本銀行が家計、政府、企業、海外の四部門で金が余ってるのか足りないのかを計算した『資金循環表』なるものがあります。

2016年度第4四半期分によれば、

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 【出所】https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sj.htm/

最近四年間に限れば、カネ余りも足りない感もない、ほどほどの状態が家計には見られています。逆にこの状態でリスクをとって、外株だぁぁぁ!と猛烈に買ってしまうと、株安時に資金不足なってしまいますよ。だから、預金でいいんです。家計的には。

 

じゃあ金融機関は?資金循環表をみてわかるように、資金が足りてないのは①政府、➁海外部門です。すでに国債購入を通じて政府のファイナンスには貢献しているので、金融機関がやるべきは、金が余っている「企業部門」から金が足りない「海外部門」に資金が回るよう促すということなんでしょう。

 

すなわち、どんどん海外進出しましょうと。もうすでに進出してますが、まだまだ未開の地域は沢山あるはず。為替リスク、法務リスク、決済リスクなど、様々なリスクをとらないといけないわけですな。。。。

 

なので定期預金の他に、海外進出預金作りません?例えばベトナム進出預金とか作って、元本棄損リスクはあるけど、年率3%です。集めた預金はベトナムに進出する日本企業に貸します。とかとか。

 

だめですか?だめですかねぇ・・・。