日本株を動かすのはトランプじゃない!〇〇だ!(主成分分析の手習い①)

最近、統計ソフトの「R」にハマっておりまして。もう、学生時代にエクセルで苦労したのがウソのようにさくさくと難解な統計結果が出てくるので感動してます。そしてある思いが。。。

「この知識を全人類のために役立てよう!」

「この知識を使えばまねー、すなわち銭が手に入るのでは?」

 

以下、株式市場で銭稼ぎアイディアを探すことに堕した統計初心者の独り言です。

 

【株を動かす要素を探す手法】

通常、株の動因を探す場合は自分で影響がありそうな項目を見つけて図表を重ね合わせるのが一般的な手法です(回帰分析という方法もありますが、いずれ別項で)。

この手法では1対1でしか比較できないので、日経平均vsドル/円ないしはTOPIX vs 安倍首相の支持率、などなど総合指数を用いるしかありませんでした。でも、銘柄によっては日経平均と動きが乖離するものも多いですよね。

そこで主成分分析です。統計的な説明は統計科学研究所が非常に簡潔でわかりやすいので是非、ご参照ください。

http://www.statistics.co.jp/reference/software_R/statR_9_principal.pdf

かいつまんで書くと、複数の銘柄から共通の動因を数学的に算出してくれる手法です。良いところは、複数の異なるデータを一気に扱えること。弱点は、共通の動因が「何のか」は教えてくれず、自分で探さなければならないこと。

ではでは、早速テストしてみましょう。

 

【大手4社の銘柄でテスト】

今回は時間の都合上、集められたサンプルはJ.フロント、トヨタ自動車大林組日立製作所の4銘柄の年初来データです(本当は日次騰落率、ないしは標準化処理が必要ですが、時間がなく終値そのものを用いました)。

R起動!主成分分析発動!瞬殺で結果発表!早い!(エクセルだと数時間かかる)

  PC1 PC2 PC3 PC4
Standard deviation 1.50 1.09 0.72 0.19
Proportion of Variance 0.56 0.30 0.13 0.01
Cumulative Proportion 0.56 0.86 0.99 1.00

注目は寄与度(Proportion of Variance)。これを見ると、1つ目の共通要因で56%、2つ目で30%、合計86%の値動きを説明できるそうです。問題は、じゃぁ共通要因ってなんなのさ、ということ。

共通要因が各銘柄に与える影響度(≒固有ベクトル)に各銘柄の値を代入して、共通要因1(第1主成分)の(主成分)得点推移を出します。とりあえず、ドル円と比較してみますか。

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うーん。あてはまりはよくない。そこでユーロ/円と重ね合わせると

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うほ!ぴったり。つまり小売りのJフロントも、天下のトヨタ自動車も、建設の大林組も、インフラ設備の日立製作所ユーロ/円の上下動に大きく振らされているという仮説が建てれます。

なお、銘柄によってユーロ円の影響の大小は異なります。

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+1か-1に近づくほど影響が強い。上の二つのH(大林組日立製作所)はユーロ/円の上昇による下支えが期待される一方、T(豊田自動車)はほぼ関係なし。J(Jフロント)の株価には逆風となる可能性が指摘されます。

 まぁ4銘柄しかないし、データ加工も仕切れなかったので、あくまで仮説の一つです。

 

うーん。銭にはならんのぉ。