【読書感想文】ジョークで読むロシア かたい話題を柔らく理解する方法

「我々が所属する業界の先行きは、、、」とか「AIの発展により云々」などなど、かたい話題を冒頭からすると、かなり先行き不安なプレゼンになりますよね。

だから色々と工夫するわけですが、本書は「ジョーク」というかもう「濃ブラックジョーク」を切り口に、本来はとっつきにくそうなロシア経済を紹介しています。

ロシアの政治といえばプーチン独裁、子分にメドベージェフという構図ですが、それを「ロシアの選挙戦を控えて、有権者の動向が、、、、」とかいうと、もう全速力で右耳から左耳に話が抜けていくわけです。

ところが、

「大統領選挙キャンペーンに必要な資金はどのくらいですか?」

「1ルーブルあれば十分です。1ルーブルコインを投げて表が出ればプーチン、裏ならメドベージェフ。」

と言われると、選挙結果が見え見えなことがわかりやすいし、頭にも残る。

 

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(出所:Trading Economics)

なお、筆者は「ブラックジョークが豊富な国=生活環境は厳しい国」という方程式が成り立ちやすいと指摘しています。確かに上図にロシアGDP成長率を載せましたが、リーマンショック直後を除けば、景気は減速し、原油価格が急落後は大幅なマイナス成長となっています。

日本はさて。。。。