上司や顧客にささる文章は何なのか書かせてほしい

「何が言いたいんだ!結局!」とか言われて、企画書やら営業レポートを上司から突き返された経験はありますか?私は新人~若手時代はこれの繰り返しでした(今や企画屋をやってますが)。

当時を振り返ると問題意識が絞れてない文章は押しなべて失格の烙印を押されていたような気がします。

本日は「メガトレンド(川口盛之助著)」を読んで、若手時代の古傷を思い出しました。この本は今後数十年間単位で未来予測する本を集積し、その傾向をみつけるというもの。最近、20XX年はこうなる!という本が多数出ているので、未来予測は諸説入り乱れている状況。100冊以上の本を参考に、結局は多数の人はどうみているの?を探り当てるというのが本書の目的。

だけどね、未来予測なんて諸説入り乱れて当たり前のトピックじゃないですか。しかも分野を絞っていないけど、どーするんだ?と不安に思いながら読み進めると予想通り

ただのまとめ本

になってました。あぁ若手時代の私と一緒だ。問題意識が広すぎて、収拾がつかなくなり、結論が「Aもあるし、Bもあるし、Cもありうるよ」と座布団を広げて終了。

情報量は多く、それを分別することはできても、最初の問題提起でつまずいています。

 

一方、昨日に紹介した「日米中IoT最終戦争(泉谷渉著)」はそこがばっちり。

 まず、数ある未来のシナリオの中でも「IoT」に絞る(分野限定)

そして、未来予測する対象は「日本のメーカー」に絞る(対象限定)

だから問題提起はとっても具体的「IoTというメガトレンドの中で、日本のメーカーは生き残れるのか?」。問題が明確なら結論も明確「日本のメーカーは生き残れるどころか、これを追い風に大きく飛躍する」。

 

もちろん、絞った分だけ意見は偏ります。でもいいんですよ、未来のシナリオは無数にある。それを絞り込むには、偏見という名の自分の意見で取捨選択しなければいけません。AもあるしBもあるしCでもあるし、Dというシナリオも・・・で意思決定なんてできやしませんよ。

 

という事実を気づくのに5年以上の歳月をかけてしまった冴えない中間管理職のぼやきを終わります。。

 (後、メガトレンドは要約版で、本来は各産業別に辞書のようなボリュームで未来予測をしているものでした。この形態なら納得です。)