工場におけるIoT、主戦場はやっぱり中国なんだなぁ

「日米中IoT最終戦争」という本を読んで以降、IoTに凝りだした中間管理職の企画屋です。この前、IoTトレンドですよね、的な話をチームとの昼食でしたら、上司から具体的にどういう市場が考えられるのか調べてくれ、と言われて後悔しています。

昼食時の軽いノリをどうして真面目にとらえる人がこの世にいるんでしょうか。しかも普段から人柄がいいだけにむげに断れないんですよね。むう。

調査は案の定、暗礁に乗り上げていますが、わかりかけたことが一つだけあります。

「工場におけるIoT」なら主戦場はやはり「中国」です。

下図にJETROのデータから作成した製造業における一般工と中堅技術者の月額給与(ドル換算)を作りました。

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中国は世界の工場、と言われていたわけですが、一般工の給与水準は武漢まで内地に潜らない限り、他のASEAN諸国に勝てない水準にまで来ています。当然ながら内陸に行けば行くほど、人件費は安いのかもしれませんが、物流費は上昇します。

教育水準がASEAN諸国より高いので、中堅技術者(≒熟練工)の給与は抑えられているのかな、と思ったのですがそうでもないですね。いやぁ上海が突き抜けすぎているよ。。

ここから推測するのは、中国では労働者の技術が上がるほど賃金が飛躍的に伸びているのでは、ということ。当然ながらそれでは中国まで進出して工場を作った意味がない。

特に地の利はあるけど賃金は高い上海・深センのエリアを中心に自動化による労働力の省力化に需要はありそうだと、考えています。

www.nikkei.com

と思ったら、記事になってましたね。

国電子学会は17年の中国のロボット市場が62億8千万ドル(約7千億円)に達し、1年前に比べ2割超の成長を予想する。産業用ロボットは市場全体の3分の2を占め、20年まで2桁の伸びを続けるとみる。

すげぇ。後3年は2桁で伸びるんすか。2020年には約1兆円の市場じゃん。

営業計画時点で前年比横ばい(為替等特殊要因除く)が多いこのご時勢に、2桁。。。 うーん。意外に部長の山勘は正しいかも。