左派と右派の違いは?

今、「これならわかるよ!経済思想史」(坪井賢一著)を読んでいるのですが、現代を支配する経済政策の方向性について超わかりやすくまとめられていたので、お節介100パーセントでシェアします。

 

まず、右派から。右派は自由主義者、ないしは保守主義と呼ばれます。政府「からの」自由を主張するグループで、政府は口出しするな!民間の自由競争に任せろ!という人が該当します。日本なら小泉純一郎時代の自民党政権がそうだったじゃなかったかと思います。

 

お次は左派。左派の源流である共産主義なんてものは今どき名目上、中国かベトナムしか残っておらず、実質上は両国とも立派な資本主義国。というわけでマルクス経済学の流れを組む人は「社会民主主義」として資本主義の中で生き残ります。福祉国家を基本とし、国営企業

や事業など国の関与を重視します。北欧諸国が分かりやすい例ですかね。

 

最後にリベラル。和訳すると自由だから、右派じゃねーの、と思われがちですが、実際は右と左の折衷。市場に完全に任せるのではなく、弱者救済策など政府による介入をある程度容認しますアメリカはオバマ大統領がわかりやすく、国民皆保険制度であるオバマケアが代表政策ですね。

 

こうした分類に基づくと、トランプ大統領の政策は非常にこんがらがっていることが分かります。内政は減税を実行するなど右派的。だけど通商政策はラストベルトの労働者層に配慮して他国に追加関税を課すなど左派的。ゆえに一貫したポリシーがないポピュリストと呼ばれるのでしょう。

 

米国における貧富の格差に鑑みれば、内政も左派的に行動すべきだと思うんですけどね。安倍さんは市場競争を促す一方で消費税増税の一部を教育費用の無償化に充てるなど、リベラル色が自民党にしては強いように思います。